モンゴルに旅行に行った時、現地の人はとても親切で優しかったものの、日本にいるときのようにできない不便さにちょっと疲れていた時のことです。
モンゴルのある市場でぶらぶらしていたところ、ある1つの店にふらっと入ってみたんです。
何気なく入った店だったのですが、そのお店のなかに飾られている小さな絵がとても気に入ってしまいました。
有名な画家の絵というわけではなく、きっと現地の無名の方が書かれた絵なのでしょうサインもありませんでした。
そこに描かれていたのはモンゴルの若い二人の男女でした。
男性は頬を紅潮させて家に帰ってきたところでしょうか。
そして、女性はその男性の新妻なのでしょうか。
初々しい二人は互いに紅潮した頬で見詰め合っています。
その絵がことのほか気に入ってしまい、とうとう衝動がいしてしまいました。
これまで絵画販売のサロンにも行ったことがありますが、この絵ほど手に入れたいと思った絵はほかにはありませんでした。
きっと何か惹かれるものがあったのだろうと思います。